外壁塗装の値引き交渉を元職人が伝授!見積もり費用を抑えるコツとは?
初めて外壁塗装。我が家の場合は、どれだけの費用になるかなんて想像もつきませんよね。
百聞は一見に如かずと、とりあえず見積りをとってみたら「想像以上の金額で驚いた」なんてよく聞く話です。
そこで多くの方が考えることが「値引き交渉」です。
しかし、外壁塗装で値引き交渉をする際は、少々注意が必要です。
今回は、元塗装職人で元工務店営業マンだった私「尾崎シゲル」が、過去の実例を交えて外壁塗装の値引き交渉について詳しくご説明します!
この記事を読めば、納得の値引き交渉が出来るようになります!
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外壁塗装は値引き交渉しても大丈夫
そもそも、外壁塗装って値引き交渉してもいいの?
全然問題ありません!業者側も値引き交渉される前提で見積もりを出しています!
初めての外壁塗装は、相場が分からなければ、いくら掛かるかも分からない。値引き交渉がタブーだったら業者に失礼、なんて心配していませんか?
大丈夫です!気軽に値引き可能か聞いてみましょう!
外壁塗装は100万円をもする高額なリフォーム工事です。見積もりどおりに「はい、分かりました」なんて簡単にハンコは押せませんよね。もっと慎重に契約すべきです。
塗料はどれを使って、単価がいくらで、他の塗料なら価格はいくらまで抑えられて、この工程は本当に必要なのか?不要な工事は省いて…と、見積書の項目を事細かく説明を受けながら、疑問ひとつひとつに納得していくべきだと、私は考えます。
その中には「値引き交渉」も当然含まれています。お金を支払うのお客様です。ご自身が納得した金額で工事を依頼すべきでしょう。
外壁塗装費用の80%は必要経費
外壁塗装の値引き交渉をするにあたって、まず理解しなければいけないことは外壁塗装費用の内訳です。
私が以前に勤めていた塗装店の費用内訳を例に解説します!
外壁塗装費用の内訳は、材料費が30%、人件費が30%、足場費用が10%、営業経費が10%となっています。それぞれ、以下のような必要経費となっています。
材料費 | 塗料、ローラー、刷毛、養生、コーキング材、補修材など |
---|---|
人件費 | 職人、営業担当、事務職 |
足場費用 | レンタル、運搬車両、修理、メンテナンスなど |
営業経費 | 事務所賃料、光熱費、電話代、広告宣伝費、事務消耗品、交通費など |
80%は絶対に削減できない必要費用となっており、値引き交渉ができるのは、残り20%の会社利益ということになります。
10%以上の値引き交渉は難しい
外壁塗装は20%が会社利益ですので、見積もり金額から20%以上の値引きは無理です。会社としては最低でも15%の利益を確保したい、どんなに頑張っても10%が限界といったところでしょう。
というわけで、まずは、外壁塗装の値引き交渉は10%が上限ということを理解してください。
見積もり金額の10%を超える値引き交渉は、外壁塗装業者を困らせます。場合によってはあちらから断られる場合も。
ただ、なかには必要経費を削って10%以上値引きしてくれる業者も存在します。
続いて、外壁塗装業者の大幅値引きの裏事情を暴露します…
10%以上の値引き交渉をすべきじゃない理由
外壁塗装に削れない経費は存在しません。必要経費であってもです。しかし、削ることで生じるリスクがあります。その一例をご紹介します。
材料費を削って安い塗料を使用する
外壁塗装の値引き交渉でよく行われるのが、塗料の品質(グレード)を落として安い塗料を使う方法です。一番安い塗料を使用すれば、5~6%ほど材料費を安く抑えることができます。
当然ですが、塗料のグレードを落とすことで耐用年数も下がります。長期的に考えると塗替え回数も増えてしまうため、かえって損する場合も。
塗り替え回数が増えれば、結果的に工事費用が高くなります
塗り回数を減らして塗料の使用量を減らす
もう一つは、通常だと3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)のところ、中塗りを省いて2回塗りにする方法です。塗り回数が減れば、使用する塗料の量が少なくなるため、材料費の削減につながります。
ただ、3回塗りに比べて塗膜が薄くなるため、こちらも外壁の耐久性は大幅に落ちることが明確。
外壁塗装は「安かろう悪かろう」が顕著に現れます。材料費を削れば、相対的にクオリティは下がってしまうのです。
外壁塗装は必ず3回塗り以上にしましょう!
コーキング打ち替えを省く
本来であれば、コーキング打ち替え(外壁材の隙間を埋める工事)は外壁塗装とセットで行われますが、それほどまでコーキングが劣化してない状態、場所によっては交換しなくても大丈夫なレベルだと、その分、安くするという方法です。
ただ、コーキングの耐用年数は、外壁塗装と同じでだいたい10年ほど。コーキング打ち替えは、同時に行うべき工事です。
コーキング打ち替えは、外壁塗装よりも重要な工事という意見もあります!
新人の研修現場として利用される
材料費の他に人件費を削る方法として、新人の研修現場として利用されるケースもあります。この際は、事前に「値引きする代わりに新人研修してもいいですか?」という相談があります。
外壁塗装は体力勝負な仕事ゆえ、若い人材を常に採用しなければいけません。そして教育の場も必要になります。
新人研修の際は、必ずベテラン職人が監修していますが、ちょっとしたミスや工期の遅れの原因になります。
若い人が活躍する未来のために協力する、という意味では有意義な選択肢ですが、お金は払うのはご自身なので注意が必要です。
新人を怒鳴る声も人によってはストレスだったり笑
悪質業者ほど値引き率が高い
もう一点、注意すべきが「限定キャンペーンで足場代を無料します!」や「今日契約してくれたら特別値引き」といった、ありえない大幅値引きをうたう外壁塗装業者です。
素人目でもお得と感じてしまいますよね。こういった手法は、外壁塗装の訪問販売に多い営業方法で確実に悪質業者です。
繰り返しになりますが、外壁塗装の費用は約80%が値引きできない必要経費です。
それなのに、大幅な値引きしてくれる業者は、もともと高い見積もり金額を出している場合がほとんど。
それ以外にも、高圧洗浄が適当だったり、下地補修をしなかったり、塗料をシンナーや水で薄めて使っている業者もいるそうな。
まさに悪質業者です。
繰り返しになりますが、外壁塗装は「安かろう悪かろう」が顕著に現れます。
適正料金、適正値引率からかけ離れた見積りは真っ先に疑いましょう。
訪問販売員がよく使う「上司に確認します」も電話してるフリなので騙されないように!
値引き交渉を切り出すタイミング
外壁塗装の値引き交渉で最も重要なポイント。それは値引き交渉を切り出すタイミングです。
初回の見積り段階での値引き交渉は、業者としても良い気はしません。なんせ、安くする根拠がどこにも存在しないからです。
しかし、2社以上の相見積もりの真っ最中であれば、検討の余地は十分にあります。競合他社には意地でも負けたくないですからね。多少利益が減っても、競り負ければ0なので、頑張って交渉に応じてくれるはずです。
ですので、外壁塗装を行う際は必ず2社以上から見積もりをとって、金額の安い業者を基準に値引き交渉を行いましょう。
業者同士を競わせて限界値引きに挑戦してみよう!ただし、ウソは絶対にダメです!何度も交渉しているプロは簡単に見抜きます!
相見積もりで値引き交渉を成功させるコツ
初めての方でも大丈夫!次の3つのコツにさえ掴めば、相見積もりでの値引き交渉は必ず成功します!
見積もり内容を安易に変更しないこと
まずは、見積もり内容を安易に変更しないこと!
業者側から「安くする代わりに…」と、金額に見合う施工内容に変えられてしまう可能性があります。不要な工事は省いて構いませんが、必要な工事までも省かれてしまっては本末転倒。
必ず、塗料のグレード、塗り回数、工事期間などが確約した見積りをもとに値引き交渉を行いましょう。
外壁塗装における必要な工事と不要な工事を理解しておくことが重要です!
紳士な対応を心がけること
次に、紳士な対応を心がけること!
客の立場だからといって「値引きして当たり前」な態度は、かえって逆効果です。クレーマーだと思われて断られる場合もあります。
契約が成立するまでは、客も業者も対等な立場だと思って接してください。
カスハラ(カスタマーハラスメント)には注意しましょう!人として終わってます!
強引な値引き交渉はしないこと
続いて、強引な値引き交渉はしないこと!
例えば「A社が100万円だから、80万円にしてください」だと20%の値引きで、現実的に厳しすぎます。
A社が20万円高いのには何か理由があるはずです。外壁塗装は金額ベースではなく、まずは見積もり内容を比較することが大事。
値引きは見積もり金額の10%を目標に行いましょう!
値引き交渉したらすぐに決める
最後に、値引き交渉したらすぐに決めること!
業者は「いつまで経っても決めない」「契約してくれない」お客さんを嫌がります。足場材や職人さんのスケジュールを管理したり、他の案件との調整が必要になります。
特に、積極的に値引き交渉をしてきた顧客は、期待値高めとしてマークされます。値引き交渉して、金額を提示して、そこから最長でも1週間以内には返事するようにしましょう。
逆に話が早いお客さん、レスポンスが良いお客さんは好まれます!
値引き交渉以外で外壁塗装費用を安くする方法
値引き交渉以外でも、外壁塗装費用を安くする方法を4つご紹介します。以下で紹介する方法を実践して、費用を抑えてみてください。
- 火災保険を活用する
- 助成金や補助金を活用する
- 外壁塗装業者に依頼する
- 複数業者を比較する
火災保険を活用する
台風、突風、竜巻、雹(ひょう)災、雪災などの災害によって外壁が損傷した場合、火災保険の適用が考えられます。
外壁塗装における火災保険の適用条件は以下の通りです。
- 外壁の補修が災害によるものであること
- 事故発生から3年以内であること
ただし、火災保険の適用は契約内容に依存します。保険の約款を細かく確認し、補償範囲や適用条件を把握することが重要です。
助成金や補助金を活用する
お住いの自治体によっては、外壁塗装や屋根塗装といったリフォーム工事に、助成金や補助金を活用できる場合があります。
なかには100万円以上の補助金が出る地域もあるので、一度、確認することをおすすめします。各自治体の助成金・補助金に関しては、以下のページを参照してみて下さい。
外壁塗装業者に依頼する
外壁塗装の依頼先として、大手ハウスメーカー、総合リフォーム会社、ホームセンター、家電量販店などがありますが、費用を節約したい場合は外壁や屋根の塗装を専門に行っている外壁塗装業者に依頼することをおすすめします。
大手ハウスメーカー、総合リフォーム会社、ホームセンター、家電量販店は下請け業者に仕事を委託することが一般的であり、その際に仲介手数料が追加で発生することがあります。仲介手数料は最終的にお客様負担となるため、相場よりも高額になりがちです。
一方で、外壁塗装業者に直接依頼することで仲介手数料が発生しないため、結果的に工事費用が安く抑えられます。
複数業者を比較するために相見積もりを行う
外壁塗装を業者に依頼する際は、必ず複数業者を比較するために相見積もりを行いましょう。相見積もりを行う際は、金額以外にも施工内容にも注意しましょう。
施工内容に関して、見積もりでチェックする項目は以下の通りです。
- 仮設足場組立解体費用
- 飛散防止シート
- 高圧洗浄
- 下地処理
- 養生
- 外壁下塗り
- 外壁中塗り
- 外壁上塗り
- 付属部塗装
- 処分費・清掃費など
金額の安さだけでなく、業者を選ぶ際には適正価格かどうか、施工内容に怪しい点はないかなどを確認し、納得のいく業者に依頼しましょう。
外壁塗装の値引き交渉はみんなやってる
ただ単に、外壁塗装の費用を安くしたいだけの、無理やりな値引き交渉はリスクを伴います。
かと言って、値引き交渉しないのは実にもったいない!1万円安くなるだけで、高級なお寿司が食べられますからね!
外壁塗装業者も、できれば値引きしたくありませんが、値引き交渉されることは想定済みです。遠慮せずにチャレンジしてみましょう!
外壁塗装業者はどうやって探せばいい?
ホームセンターや家電量販店は相場より高いのでダメ!リフォーム工務店も結局は外壁塗装業者に委託するため、仲介手数料が掛かってしまいます!
ですので、外壁塗装や屋根塗装を安く済ませたいなら、お近くの外壁塗装業者に依頼しましょう!
外壁塗装業者に直接依頼すれば、地域差安値となります!
でも、外壁塗装業者ってどうやって探せばいいの?
インターネット検索やチラシをチェックするのは、なかなか面倒ですよね!また、外壁塗装は、最低でも3社以上に見積もりを依頼して、金額や施工内容を比較することが大切です!
ですが、1社1社に問い合わせて、電話に出て、見積もり日時を調整して、選ばなかった業者に断りの電話をして…と、かなり面倒ですよね!
平日は仕事で忙しいし、休日はゆっくり休みたいから、そんな時間はないんだよなぁ~
親切に対応してくれたから断りの電話って苦手で…
そんな方におすすめしたいのが、外壁塗装の一括見積もりサイト「ヌリカエ」です!
- 複数業者に一括で見積もり依頼が可能
- お断りの電話を代わりにしてくれる
- 費用相場と助成金の確認ができる
- 完全無料で使える
ヌリカエなら複数業者の見積もりが楽々!簡単な質問に答えるだけで、費用相場が分かるから適正価格かもまるわかり!自治体ごとに異なる助成金や補助金も教えてくれます!
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