ガイマニは中小企業の事業支援を通じて、環境に優しい遮熱塗料の推奨を進めます。外壁塗装業者とユーザーの仲介を通じて、情報発信を強化し、持続可能な社会への貢献を目指します。
代表取締役 尾崎 茂
外壁塗装との出会いは16歳の頃。進学する学力もお金もなかった私は、中学卒業と同時に父親の知り合いの外壁塗装会社に就職しました。外壁塗装のことなんて右も左もわからない。ましてや初めての社会人生活とあって、最初のうちは親方にこっぴどくシゴかれました。その甲斐あって、3年目には1人で現場を任せられるほどに成長。5年目には塗装班の部長にまで上り詰めました。ただ、塗装業界に長くいると、絶対にお客さんに見せられないような事も分かってくるものです。
手抜き工事、原価に対する高額な請求額、不要なオプション…。
お客さんが外壁塗装について何も知らないのをいいことに「いかにお金を取るか？」ということばかり。本当に酷い業界でした。しかし「暑い中、ご苦労様です」「今日は寒いのにありがとうね」と、お客さんは温かい言葉をかけてくれます。そんな言葉をもらう度に、胸が痛くて痛くて仕方ありませんでした。父親からの紹介ということもあり、社長に物申すこともできない。でも、こんなやり方は間違ってる。いつかシワ寄せがくる。そんな葛藤もあって、入社から11年で外壁塗装会社を退職しました。外壁塗装会社を退職後は、何度か現場で一緒になったリフォーム工務店の営業課に就職しました。次は職人としての経験を活かし、お客さんのために最良のリフォームをご提案しよう。そういった想いで心機一転といったところです。仕事は順調で、営業マンとしての評判も上々でした。ただ、外壁塗装のご依頼に関しては、毎回気が重くなっていました。まず、リフォーム工務店に外壁塗装をお願いする方の多さに驚きました。外壁塗装会社というものがあるのに、なぜ、水回りやサッシといった設備専門のリフォーム工務店に依頼するのか？多くのリフォーム工務店では、塗装職人をかかえていません。また、足場設備も外部を使います。そのため、リフォーム工務店に寄せられた外壁塗装のご依頼は、結局、外壁塗装会社に委託することになります。さらに酷いことが、外壁塗装会社の利益にリフォーム工務店の利益が乗せられるため、私の中では考えられない請求額になっていたこと。リフォーム工務店の仕事は、お客さんと外壁塗装会社を仲介しただけ。お客さんが外壁塗装会社に直接頼めばもっと安くなるのに。外壁塗装会社で働いていたからこそ分かる理不尽な仕組み。しかし、立場上どうすることもできませんでした。
「こちら側（業者側）にいる限り、お客さんに味方にはなれない…」
私は自分の不甲斐なさに失望しました。それからは、根底にある信念を抑えながらお客さんと向き合う日々が続きました。そんなある日。いつもの通勤電車。急にキーンという音が耳に響き、周囲の音が遠くなったのです。音が聞こえにくい状態はその後も続き、これはおかしいとすぐに病院へ行きました。診断結果は突発性難聴。ストレスが原因で発症するといわれる、原因不明の急性感音難聴です。目の前が真っ暗になりました。会社は何とか働けるよう配慮してくれましたが、そうもいかず退職を決意。今の自分でも出来る仕事は何か？経験が生かされる仕事はあるのか？そう考えて出た結論が、外壁塗装専門のフリーライターです。フリーライターなら耳が聞こえづらくても大丈夫。第三者としての立場で発信できる。まさに、私にとっての天職です。フリーライターとして活動するにあたって肩書きも必要と思い、いくつか資格も取得しました。
フリーライターとは言いますが、受ける仕事はリフォーム雑誌やWebメディアの仕事ばかり。「これは言ったらダメ」「業者側に配慮して欲しい」といった制約は付き物です。もっと自由に発信したい、外壁塗装のことで困っている人が知るべき情報を届けたい！そんな想いから、ブログ「外壁塗装マニア」を立ち上げました。
ブログを通じて多くの方と交流するなか、かつての「不正ばかりの業界を改善したい」という想いから、施主様と塗装店を適正な方法でマッチングさせる仲介サービスを立ち上げました。同時に個人事業を法人化、ブログ「外壁塗装マニア」を「ガイマニ」にリニューアルしました。
ガイマニは、元塗装職人で自称「外壁塗装マニア」が運営する外壁塗装業者の紹介サイトです。中立した第三者機関の立場で、お客様のご要望やご希望に沿った外壁塗装業者をご紹介いたします。お気軽にご相談ください。
