外壁塗装で車が汚れた!ペンキ(塗料)が飛んで付着した場合の解決方法

外壁塗装工事中、車にペンキ(塗料)が飛んでしまうトラブルは決して珍しいことではありません。
施工業者はもちろん最善の注意を払って作業を行いますが、風の強い日や作業環境によっては、予期せぬトラブルが発生する可能性もあります。
そこで今回は、外壁塗装で車が汚れてしまったときに、慌てず正しく対応するための解決方法をご紹介します。

業者との余計なトラブルを防ぎ、円満に解決するためにも、ぜひ参考にしてください!


外壁塗装のペンキが車に飛んだらまずやること


自分の愛車にペンキが飛んでいるのを発見したら、誰でも焦りますよね。しかし、何事も、冷静な初動対応がその後の解決をスムーズにします。
もし、車にペンキ(塗料)が飛んでいるのを見つけた時、焦って自分で対処するのは一番NG行為。証拠を残し、速やかに関係者に連絡することで、責任の所在を明確にし、補償を受ける準備が整います。
1. 写真や動画を撮影して証拠を残す
まずは、証拠の保存が最優先です。ペンキの色、付着している場所や範囲、気づいた日時などをスマートフォンなどで記録しましょう。時間が経つと状況が変わってしまう可能性があるため、早めに撮影することが重要です。
2. 自分でペンキを落とそうとしない
小さな飛散なら拭き取ってみようと思うかもしれませんが、これはNGです。自分でペンキを落とそうとしてはいけません。
証拠を消してしまうだけでなく、ペンキ(塗料)が落としきれなかったり、車のボディを傷つけたりする恐れもあります。
最悪、業者の保証対象外になってしまう可能性もあるため、まずは触らずそのままの状態を保ちましょう。
3. 速やかに連絡する
証拠が取れたら、速やかに連絡しましょう。隣人宅で外壁塗装が行われているなら、業者がどこかを確認し、直接連絡するか、施主であるお隣さんに相談しましょう。工事時間外や既に作業が終わっている場合は、落ち着いて連絡手段を整えることが大切です。



「これくらいなら…」と思わずに、ちゃんと洗車代は保証してもらいましょう!
すべての責任は外壁塗装業者にある


外壁塗装で車が汚れてしまうケースは、以下の3つが考えられます。
- 自宅の施工で自分の車が汚れた場合
- 自宅の施工で隣人の車が汚れた場合
- 隣人宅の施工で自分の車が汚れた場合
どのケースであっても、外壁塗装工事で車が汚れてしまった場合の加害者は業者。基本的に、責任は施工を行った外壁塗装業者が負うことになります。お隣さんに非はありません。
隣人に責任を求めたり、修理代を直接請求したり、感情的に対応するのは絶対にやめましょう。関係がこじれ、余計なトラブルに発展するリスクがあります。



外壁塗装の問題解決は、必ず業者を挟んで行うようにしましましょう!
トラブルを未然に防ぐため外壁塗装工事前にやった方が良い対策


外壁塗装工事が始まる前に、車を守るための対策を取っておくと安心です。安価な道具や、ちょっとした手間だけで、被害やトラブルを避けられる可能性がグンと高まります。
車のカバーシートを使う
外壁塗装のペンキ飛散トラブル対策は、車のカバーシートがおすすめです。


「客がそこまでやる必要ある?」と思う方もいるかもしれませんが、こういった心掛けがトラブルを未然に防ぐことに繋がります。
仮に車にペンキがついたとして、整備工場に見積もりを出したり、業者や保証調査に協力しなければいけません。そういった手間が減らせます。
なお、市販の車用カバーシートは3,000円程度で購入可能。業者側からも好印象に映るのでおすすめです。
車を移動する
敷地が広いなら、なるべく作業現場から離れた場所に車を移動させましょう。作業スペースが広くなるため、業者側にもメリットがあります。
または、コインパーキングの利用を検討するのも一つの手です。コインパーキングは1日1,000円前後。外壁塗装工事は約2週間で完了するため、多めに見積もっても14,000円程度です。事前に業者に相談し、駐車料金を負担してもらえるか確認してみるのも良いでしょう。
外壁塗装では高圧洗浄の水も飛んでくる可能性があります。外壁の汚れ混じりの水が車にかかると、夏場などは跡が残ってしまうことも。十分に対策しておきましょう。
車に付着したペンキ(塗料)は自分で落とそうとしない


外壁塗装で車にペンキ(塗料)が付着した際、程度によっては簡単に落とせるかもしれません。
- 水性塗料:お湯で落とせる場合も
- 油性塗料:シンナーが必要だが、車に使うのは危険
ただ、素人が適当に行うと車の塗装を傷める可能性が非常に高いため、自力での除去は推奨しません。
誤った処理でボディが傷み、錆が広がるリスクもあります。業者側の責任が明らかな場合は、ディーラーや整備工場で見積もりを出してもらい、その金額を業者に請求しましょう。



自分で洗車して悪化した場合は、ほとんどの場合で保証の対象外になるため絶対にNG!
外壁塗装業者が加入している工事保険を使う


外壁塗装業者の多くは、工事中の損害を補償する保険に加入しています。例えば以下のような保険が該当します。
- 工事賠償保険
- JIOリフォーム瑕疵保険
- 第三者保険
万が一トラブルが発生した場合は、これらの保険を活用して、車の修理や洗車費用などを補償してもらいましょう。隣人同士での解決ではなく、必ず業者とその保険を通じて対応することが重要です。



業者も万が一に備えて加入している保険です!どんどん活用してもらいましょう!
外壁塗装業者が対応してくれない場合はどうする?


外壁塗装で車にペンキ(塗料)が飛んでも、中には非を認めず、責任を放棄する悪質な業者も存在します。そのような場合は、以下のような第三者の機関に相談をしましょう。
- 国民生活センター(消費者トラブルの相談窓口)
- 住まいるダイヤル(リフォーム関連の専門相談)
- 弁護士(法的手段を取りたい場合)



いかなる場合も責任があるのは業者の方です!泣き寝入りせず、専門機関の力を借りて解決に導きましょう!
外壁塗装でトラブルになりやすい悪質業者の特徴


外壁塗装業者の中には、必要な対策や保険加入を怠っている悪質業者も少なくありません。そのすべてが悪質業者とは言い切れませんが、以下に該当する場合は要注意。
- 飛散防止シートを使用しない
- 工事保険に加入していない
- 近隣住民に挨拶をしない
こうした外壁塗装業者は、トラブル発生時に責任逃れをしようとしたり、最悪の場合連絡が取れなくなったりすることもあります。



「この業者、なんかヤバそう…」という直感も大事です!
外壁塗装でペンキを飛散させるような悪質業者を避ける方法は?


外壁塗装でのトラブルを未然に防ぐためには、業者選びが何より重要です。愛車にペンキ(塗料)を飛ばされたくない場合は、以下の点を意識して外壁塗装業者を選びましょう。
- 飛散防止シートを確実に使用する業者を選ぶ
- 保険にしっかり加入しているかを確認する
- 複数業者から見積もりを取り、説明や対応が丁寧な業者を選ぶ
金額だけで選ばず、施工内容や説明の丁寧さ、実績なども確認することが大切です。
外壁塗装業者一括見積もりサイトのおすすめは?
外壁や屋根の塗装をお願いする外壁塗装業者探しなら、一括見積もりサイトがおすすめです!口コミや評判が良い業者が簡単に見つかりますよ!
外壁塗装の業者探しにおすすめの一括見積もりサイトは、以下のページでご紹介しています!ぜひ、こちらもあわせてご確認ください!

