スケッチアップ(SketchUp)無料と有料の違いとは?永久ライセンスや買い切り版の購入方法は?

スケッチアップ(SketchUp)無料と有料の違いとは?永久ライセンスや買い切り版の購入方法は?

この記事を書いた人

尾崎シゲル 尾崎シゲル 株式会社トラスト 代表

塗装職人27年、リフォーム工務店の営業5年の経歴を持つ外壁塗装専門家で自称「外壁塗装マニア」。現在は外壁塗装の業者紹介サイト「ガイマニ」の運営代表責任者・アドバイザーを担当。プロ目線で外壁塗装の情報発信を行っています。

3Dモデリングソフトとして高い人気を誇る「SketchUp(スケッチアップ)」は、建築設計やインテリア、DIYなど多様な分野で活用されています。

ただ、最も安いプランでも1年間33,000円のサブスクリプションと、決して安くはない料金。業務で使いたいけど、導入を躊躇している方も多いはず。

そこで本記事では、SketchUpを導入することで得られるメリットから、無料版と有料版の違い、永久ライセンスや買い切り版の購入方法までを分かりやすく解説します。

目次

スケッチアップ(SketchUp)とは

スケッチアップ(SketchUp)とは

スケッチアップ(SketchUp)は、建築・インテリア・プロダクトデザインなど幅広い分野で活用されている3Dモデリングソフトです。直感的な操作性とシンプルなインターフェースが特長で、初心者からプロまで幅広いユーザーに支持されています。

マウスのドラッグ操作やクリックだけで3Dモデルが作成できるため、従来の複雑なCADソフトに比べて導入のハードルが低い点も魅力です。

活用事例としては、住宅や店舗の建築設計、都市計画、インテリアデザイン、DIYのイメージ作成などがあり、実務から趣味の範囲まで多岐にわたります。

また、スケッチアップ(SketchUp)には「3D Warehouse(3Dウェアハウス)」という無料のモデル共有プラットフォームが用意されており、他のユーザーが作成したモデルをダウンロードして利用することも可能。

建築業界に特化した3Dモデリングソフトでは、スケッチアップ(SketchUp)が業界トップのシェアを誇ります。

スケッチアップの無料と有料の違いは?

スケッチアップ(SketchUp)の無料と有料の違いは?

スケッチアップ(SketchUp)には大きく分けて無料版の「SketchUp Free」有料版の「SketchUp Pro」があり、用途や必要な機能に応じて選択できます。

無料版はWebブラウザ上で動作し、基本的な3Dモデリング機能を搭載していますが、拡張性や商用利用には制限があります。

一方、有料の「SketchUp Pro」はデスクトップアプリとして使用でき、より高機能なモデリングツールに加えて、2Dドキュメント作成が可能な「LayOut」や、スタイル設定などができる「Style Builder」も含まれています。

また、商用利用も正式に認められています。有料版の料金は年間サブスクリプションで33,000円(税込)となっており、業務用途に対応した内容となっています。

スクロールできます
無料版有料版
プランSketchUp FreeSketchUp Go(年33,000円)
SketchUp Pro(年73,260円)
SketchUp Studio(年165,880円)
商用利用不可可能
動作環境WebブラウザSketchUp Go:iPad、Webブラウザ
SketchUp Pro:Windows、Mac
SketchUp Studio:Windows

趣味で使う場合は無料版でも十分ですが、業務として使用する場合はProの導入が推奨されます。

スケッチアップの永久ライセンス取得方法は?

スケッチアップ(SketchUp)の永久ライセンス取得方法は?

現在、スケッチアップ(SketchUp)は、永久ライセンスを提供しておらず、すべてサブスクリプション契約(1年ごとの更新)となっています。

かつては「SketchUp Pro」の永久ライセンスが販売されていた時期もありましたが、開発元であるTrimble社の方針により、2020年以降は新規の買い切りライセンスは完全に廃止されました。

したがって、現在新しくスケッチアップ(SketchUp)を使い始めるユーザーは、年間ライセンスを契約する以外に選択肢はありません。

毎年更新が必要で、使い続けるだけ料金が発生する点はコスト面でのデメリットと感じるかもしれませんが、その分、常に機能やアップデートがされ最新版が使えるというメリットもあります。

特に業務用途で使用する場合、互換性やセキュリティの観点からも最新版を利用することが望ましいため、サブスクリプション方式は理にかなった仕組みといえるでしょう。

スケッチアップには買い切り版はある?

永久ライセンス同様に、現在、公式に販売されているスケッチアップ(SketchUp)には買い切り版は存在しません。

以前は買い切り型の「SketchUp Pro 2019」などが販売されていましたが、2020年11月をもって買い切り版の提供を終了し、サブスクリプション型へ完全移行しています。

ネット上では、現在も中古ソフトや非公式なルートでスケッチアップ(SketchUp)の買い切り版が販売されていることがありますが、その多くが古いバージョンであり、OSとの互換性に問題があったり、セキュリティリスクを伴うケースもあります。

スケッチアップ(SketchUp)には買い切り版はある?

そのため、例え何かしらのルートでスケッチアップ(SketchUp)の買い切り版が購入できたとしても、推奨はされていません。

また、公式サイトから購入契約することで、サポートやアップデートを確実に受けられるため、安全かつ安心して利用するためにも、正規ルートでのサブスクリプション契約が最も現実的で安全な方法と言えるでしょう。

まとめ

スケッチアップ(SketchUp)は、直感的な操作性と高い汎用性を備えた3Dモデリングソフトとして、プロから初心者まで幅広く活用されています。

現在はサブスクリプション契約のみの提供ですが、用途に応じて無料版と有料版を使い分けることで、効果的に活用することができます。

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