外壁塗装は必要ない?30年間しなかった家主の後悔

外壁塗装は必要ない?30年間しなかった家主の後悔

この記事を書いた人

尾崎シゲル 尾崎シゲル 株式会社トラスト 代表

塗装職人27年、リフォーム工務店の営業5年の経歴を持つ外壁塗装専門家で自称「外壁塗装マニア」。現在は外壁塗装の業者紹介サイト「ガイマニ」の運営代表責任者・アドバイザーを担当。プロ目線で外壁塗装の情報発信を行っています。

「外壁塗装は高すぎる」
「そんな大金払えないし、払いたくない」
「そもそも外壁塗装って必要ないでしょ?」

そんな考えの方も少なくないことしょう。確かに、外壁塗装は1回で平均100万円ほどの費用が掛かってしまう大工事。よっぽどお金に余裕がない限り、安易に頼めないリフォームですよね。

そもそも、少しくらい外壁が汚れていても気にしないし、外壁塗装の必要性ってイマイチ感じにくいです。

そこで本記事では、元塗装職人で外壁塗装マニアの尾崎が「外壁塗装の必要性」について全力でお伝えしたいと思います。

尾崎シゲル

ぜひ、最後まで目を通していただき、今一度、外壁塗装を検討するキッカケになれば幸いです!

外壁塗装って助成金が使えるの?

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目次

外壁塗装を10年しなかったケース

外壁塗装を10年しなかったケース
住所東京都江戸川区東葛西
築年数築10年
外壁材の種類窯業系サイディング
家主さん

新築の時は眩しいくらいの真っ白な壁でした。それが10年経った今は、コケのようなカビのような、とにかく汚い。白だから余計に目立つ。

家庭用の高圧洗浄機ではビクともしない頑固な汚れです。

尾崎シゲル

外壁の汚れは放って置くと大変なことになりますよね!早めの対策が吉です!

外壁塗装を20年しなかったケース

外壁塗装を20年しなかったケース
住所千葉県市川市大野町
築年数築20年
外壁材の種類窯業系サイディング
家主さん

新築以来、一度も外壁を塗り替えずに20年経ちました。「案外大丈夫なもんだなぁ」と思った矢先、外壁のひび割れを妻が発見。

はじめは細い線のような割れ方をしていましたが、次第にひび割れは大きくなっていきました。つなぎ目のゴムもひび割れてて、そこから雨漏りしないか心配です。

塗装業者に相談したら部分的に補修はできるようなので、早めに直したいと思います。

尾崎シゲル

早めに気づいて良かった…もしそのまま放置してたら、雨漏りして、そのうち外壁が剥がれます!

外壁塗装を30年しなかったケース

外壁塗装を30年しなかったケース
住所千葉県船橋市八木が谷
築年数築30年
外壁材の種類モルタル
家主さん

雨が続いた日のことです。夜中にドスッと大きな音がしたので見に行ったら、玄関の軒天井の外壁がゴッソリ剥がれてました

内部の木材がむき出しの状態で、しかも黒くカビのようなものがギッシリ。慌てて近所の工務店に見てもらったところ、ひび割れた箇所から雨水が漏れて、それでモルタルがゆるくなって落ちたのではないか?とのこと。

もっと早くに気づいてて、直してればよかった。結局、腐っていた下地の交換、防水処理、モルタルの塗り直しで、110万円のリフォーム費用が掛かりました。

後日、全体の外壁塗装も検討しているので、あと100万円くらい掛かると思います。壊れたことはもちろんショックでしたが、場所が玄関。当時、下に誰もいなくて良かった。

尾崎シゲル

モルタル壁は水を含むと柔らかくなるし重くなるので、簡単に剥がれてしまいます…小さなひび割れが命取りです!

外壁塗装を長年しないとどうなる?

みなさんと同じような考えで、長年、外壁塗装をせずに放置してしまったケースをご紹介しました。

10年、20年、30年と外壁塗装を一度も行わなかったお家は、案の定、悲惨な状態に。家主さんの後悔がひしひしと伝わってきました。

外壁塗装は外観を綺麗にするだけの工事と思われがちですが、塗装は外壁を保護する役割があることは意外と知られていません。

では、外壁塗装をせずに長年放置すると、外壁はどうなってしまうのか?順を追って劣化の段階を解説していきます。

1. 外壁にコケやカビといった汚れが着く

外壁にコケやカビといった汚れが着く

外壁塗装をすると「塗膜」と呼ばれる層ができます。この塗膜が薄くなると、防水、防塵、防カビといった効果が失われ、外壁材が劣化しやすい状態になってしまいます。

特に「防水しなくなる」というのが最も危険。外壁が水を弾かなくなると濡れた状態が続き、汚れが溜まります。すると、コケやカビが発生しやすくなり、さらに外壁の表面が汚れます。

この悪循環が更なるコケやカビの発生を促し、外壁の汚れは増していきます。

2. 塗装が剥がれ外壁材の劣化がはじまる

塗装が剥がれ外壁材の劣化がはじまる

外壁にコケやカビといった汚れが長期間付着すると、塗膜が完全に剥がれてしまい、外壁材の表面が野ざらし状態になってしまいます。この時、白い粉が手につくチョーキングが発生。

外壁チョーキング 

塗膜が剥がれると外壁材を守るものがなくなってしまい、雨や紫外線といったダメージによって外壁材の劣化がはじまります。

3. 外壁材のひび割れが発生

外壁材のひび割れが発生

塗膜による保護がなくなり外壁材がむき出しの状態になると、外壁材は直接ダメージを受けるようになります。

雨に濡れては、日に晒されて乾燥する。この繰り返しでダメージの蓄積した外壁の耐久性は限界。

すると、細かいひび割れ(ヘアークラック)が発生。最初は目に見えないほどの小さなひびですが、それが徐々に大きくなひび割れに。

4. 外壁材が割れて剥がれ落ちる

外壁材が割れて剥がれ落ちる

ひび割れ(ヘアークラック)は、初期状態であれば簡単に補修することができます。

しかし、ひび割れ(ヘアークラック)を放置し続けると次第に大きな亀裂となり、最悪の場合、サイディングやモルタルといった外壁材が割れて剥がれ落ちます。

こうなったら外壁塗装がどうという話ではなく、外壁リフォーム、つまり外壁材の張替え工事が必要になり、さらに高額な費用が発生します。

5. 雨漏りで柱や断熱材といった建物内部が腐る

雨漏りで柱や断熱材といった建物内部が腐る

外壁リフォームだけで済めば運が良かったと言えるでしょう。外壁や屋根の亀裂から雨水が浸入したら?雨漏りしたらどうなるか?

  1. 柱や梁は水に濡れ腐食する
  2. 湿気に弱い断熱材にはカビが発生
  3. 柱や内壁をつたって土台基礎まで水が到達し腐食
  4. 湿気を好むシロアリも繁殖

この状態が2〜3年続くと、建物の耐久性はガクンと下がります。雨漏りはひび割れ(ヘアークラック)の時点でも起こりうるので注意が必要。

尾崎シゲル

外壁材のひび割れが発生した時点で対応出来れば、ギリギリセーフ!大規模な修繕リフォームは避けられます!

外壁塗装をしないと大規模な修繕リフォームが必要になる

仮に、外壁や屋根の雨漏りが原因で建物全体のリフォームが必要になった場合、一体いくらかかるのか?下記がリフォーム費用の目安です。

工事内容工事費用
屋根の雨漏り修繕50〜100万円
屋根の葺き替え100〜300万円
外壁の張り替え200〜500万円
断熱材の修繕50〜100万円
基礎補修100〜300万円
シロアリ駆除10〜50万円
解体費用200〜500万円

極端な例ですが、早めに外壁塗装を行っていれば100万円ほどで済んだ話しが、長年放置した結果、大規模な修繕リフォームが必要になって、1000万円以上の費用が掛かってしまったなんてんことも。

車と同じですね。定期的にメンテナンスを行えば長く乗ることができますし、故障して高い修理代を払うこともありません。

ただ、お家には車検のような法律がないので、長く住めるかどうかは家主さんの決断次第。

尾崎シゲル

何十年と住み続けるお家は、外壁塗装などのメンテナンスを定期的に行う必要があります!

外壁塗装は酸性雨対策になる

外壁塗装は酸性雨対策になる

建物の外壁材として使われている窯業系サイディングやコンクリートは、酸性雨と化学反応して内部に侵食しながら溶けていきます。

塗膜には酸性雨を弾き、侵食を防ぐ効果もあります。

しかし、塗膜が剥がれてしまって、無防備な状態の外壁材に酸性雨が降り注ぐと、外壁材は徐々に溶けていきます。

最近では、酸性雨対策に特化した塗料も作られるほど、外壁への酸性雨被害は深刻化しています。

酸性雨は特定のエリアだけに降るものではありません。日本全域でpH5.6以下の酸性雨が観測されています。

尾崎シゲル

外壁塗装をして酸性雨から外壁材を守りましょう!

紫外線は外壁塗装の大敵

紫外線は外壁塗装の大敵

酸性雨と同じく、外壁塗装で注意したいのが紫外線です。お肌にも悪影響を及ぼす紫外線は、外壁にとっても大敵です。

紫外線には塗膜の顔料を分離する働きがあります。顔料が分離すると、色あせが起こり見栄えが悪くなります。

さらには、顔料が分離したことによって「チョーキング」や「塗膜の剥がれ」が起きます。

日が当たる南側だけに、紫外線吸収剤が含まれた塗料を施工するハウスメーカーもあるほど。

外壁材を守るためにも、塗膜が紫外線で色あせたら塗り直すことをおすすめします。

尾崎シゲル

塗装は外壁の日焼け止めクリーム的な存在ですね!

シーリングの劣化にも注意

シーリングの劣化にも注意

外壁塗装は壁を塗ることだけ気にしがちですが、シーリングの状態も気にしましょう。

シーリングとは、外壁材の繋ぎ目に充填する樹脂材のことで、繋ぎ目から雨水が入らないようにするための接着剤のようなものです。シーリングのことをコーキングと呼ぶ場合もあります。

シーリングも紫外線を浴び続けることで次第に劣化します。

劣化したシーリングは弾力が失われて、ひび割れが起き、縮んで剥がれ落ち、サイディングの繋ぎ目には隙間が空いてしまいます。

わかりやすく例えるなら、古くなった輪ゴムのようなもの。簡単にちぎれて、使い物になりませんよね。

シーリング打ち替え

シーリングが劣化して亀裂が入ると、そこから雨漏りする危険性が高まります。つまり、シーリングが剥がれたら完全にアウトです。

外壁材の継ぎ目が空いている状態なので、外壁材のひび割れ(ヘアークラック)よりも雨漏りする可能性は高いでしょう。

シーリングの耐久年数は5〜10年と、一般的なシリコン塗料よりもすぐダメになります。とにかく劣化スピードが早いので、シーリングがボロボロになっているのであれば打ち直しだけでも検討しましょう。

尾崎シゲル

外壁塗装とシーリング打ち替えはセットで!

外壁塗装が必要な理由まとめ

ここまでのおさらいとして、外壁塗装が必要な理由が以下の通り。

  • 外壁の汚れを落として外観を綺麗にするため
  • 外壁材を保護するため
  • 建物の維持費を安く抑えるため

外壁の汚れを落として外観を綺麗にするため

外壁塗装することで、汚れた外観も新築のように綺麗に生まれ変わります。我が家が綺麗になれば生活のモチベーションも上がりますよね。気持ちの面でも外壁塗装を行うメリットがあります。

外壁材を保護するため

外壁塗装することによって、雨漏りやひび割れを防ぎ、その下にある外壁材の保護になります。

外壁材を保護することは、その内部にある柱や梁、断熱材を保護するということ。さらに言えば、建物全体を保護することに繋がるのです。

また、酸性雨や紫外線から外壁を守る効果もあるので、お家を長持ちさせるためには外壁塗装は絶対に欠かせません。

建物の維持費を安く抑えるため

定期的な外壁塗装を行うことで、外壁材の破損を防ぎ、高額な外壁リフォームを回避することができます。

例えば、10年ごとに外壁塗装する場合、1回の塗装工事が100万円なら1年間10万円。

どうですか?改めて考えてみると、そこまで高い金額ではないですよね?マイホームの維持費だと思えば、納得できる金額ではないでしょか?

何十年も塗装せずに放置して、いざ外壁が壊れた場合のリフォーム費用を考えれば随分と安く抑えられると思います。

尾崎シゲル

外壁塗装はお家の定期メンテナンス!大切な資産を守るためにも、外壁塗装は必ず行いましょう!

外壁塗装をやらずに済む方法は?

外壁塗装は必要ない」というキーワードを調べていると「外壁塗装をやらずに済む方法」というキーワードも出てきました。

外壁塗装マニアとして、個人的に気になったので調べてみました。その結果、おそらく以下の2つの方法のことではないかと思います。

耐久性の高い塗料を塗る

外壁塗装は耐久性の高い塗料を塗ることで、次のメンテナンスまでの期間を先延ばしにすることができます。

一般的に耐久性の高い塗料としては「光触媒塗料」と「無機塗料」などがあります。

光触媒塗料紫外線から活性酸素を作り汚れを分解。光触媒塗料特有の水を弾く効果により分解した汚れを雨の日に洗い流す。セルフクリーニング機能で劣化しにくい。
無機塗料無機物が主成分のためカビやコケが繁殖しにくい。紫外線で劣化しないため半永久的な耐久性。汚れを浮かせて雨で洗い流すセルフクリーニング機能。

一般的な外壁塗装で使用される「シリコン塗料」の耐用年数は10〜15年となっていますが、光触媒塗料の耐用年数は15〜20年無機塗料の耐用年数は20〜25年となっています。

つまり、新築時に「光触媒塗料」や「無機塗料」を塗っておけば、20年間ノーメンテナンスでOKということ。

建物の資産価値は20年でゼロになると言われていますので、考え方によれば「外壁塗装は必要ない」と言えなくもない?

ただし、これだけ高耐久性だとコストもそれなり。一般的に使われるシリコン塗料と比較すると…

グレード(種類)耐用年数単価(㎡)
シリコン塗料10~15年2500円
光触媒塗料15~20年4500円
無機塗料20~25年5000円
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「光触媒塗料」や「無機塗料」は「シリコン塗料」に比べて単価は高くなりますが、外壁塗装は塗料以外にも、足場費用、人件費、材料費など、費用が掛かります。

ですので、耐用年数が短い塗料で何度も外壁塗装するより、耐用年数が長い塗料を選ぶことで、費用を安く抑えられる場合も。

尾崎シゲル

耐用年数が長くても「メンテナンスフリーの高耐久塗料」なんてものは存在しません!

メンテナンスフリーの外壁材を施工する

新築を建てる際の要望に「メンテナンスフリーの外壁」を希望するお客様が多いと聞きました。

外壁塗装という面倒な手間を見据えた選択だと思いますが、私が知る限り「メンテナンスフリーの外壁」は存在しません。

ただし、「メンテナンスフリーに近い外壁」は存在します。

それが以下。

樹脂系サイディング原料となる塩化ビニル樹脂は耐久性や対候性に優れているので、表面処理(塗装)を施す必要がない。オープンジョイント工法と呼ばれる施工方法を採用するため、目地にシーリングを使う必要がない。
金属サイディングビスで固定していくため、目地にシーリングを使う必要がない。アルミ、ガルバリウム、ステンレスといった金属板を使用するため耐久年数は30〜40年と長期。

樹脂系サイディング金属サイディングに共通する点は、外壁材施工の際にシーリングをほとんど使わないということ。

一部、窓枠周りにはシーリングを使用しますが、それ以外には全く使用しません。

そのため、シーリングのメンテナンスに関して言えば、一般的な住宅に用いられる窯業系サイディングと比べて、圧倒的に手間が掛からないと言えるでしょう。

また、樹脂系サイディングも金属サイディングも耐久性や対候性に優れており、ひび割れ(ヘアークラック)が起きにくいという点も「メンテナンスフリーの外壁」と言われる要因。

金属サイディングは定期的にサビ止めが必要になりますが、窯業系サイディングのように3度塗りをする必要はありませんので、外壁塗装工事も低コストで済みます。

そして、注目すべきは樹脂系サイディング

メンテナンスフリーの外壁:樹脂系サイディング

取り扱うハウスメーカーは少ないものの、原料の塩化ビニル樹脂は耐候性に優れているため、基本的に外壁塗装が不要。

その上、窯業系サイディング並みの耐久性を持ち合わせていながら、材料費は窯業系サイディングより安いとのこと。

樹脂系サイディングのメーカー保証耐久性は30年とのことなので、完全なメンテナンスフリーとは言い難い。

ですが、シーリングを使っていない点や塗装が不要な点を考えれば、樹脂系サイディングが「メンテナンスフリーの外壁」に最も近いと言えるでしょう。

尾崎シゲル

「メンテナンスフリーの高耐久塗料」は存在しませんが、「メンテナンスフリーに近い外壁」は存在するんです!

外壁塗装しない方がいいケース

外壁塗装の必要性を語ってまいりましたが、次は逆に「外壁塗装しない方がいいケース」についてご紹介します。

外壁が複数箇所で大きく破損している

外壁が複数箇所で大きく破損している

まずは、外壁が複数箇所で大きく破損している場合。こちらは、外壁塗装でなく、外壁リフォームを優先して行いましょう。

外壁に大きな破損箇所が複数あるのに、外壁塗装の下地補修レベルで済ませてはいけません。外壁塗装業者ではなく、リフォーム工務店に依頼して、外壁材の張り替え工事を行うべきです。

外壁の小さなひび割れ程度であれば、塗装職人でもパテを使って補修できますが、外壁の大きな破損は塗装職人ではなく大工さんの仕事です。

状態によっては、外壁塗装よりも外壁材の張り替え工事を行った方が安いくなる場合もあるので、塗装業者とリフォーム工務店の両方に見積もりをお願いしましょう。

尾崎シゲル

外壁塗装業者のなかにも、外壁材の張り替え工事が出来る業者と全く専門外の業者がいるのでご注意!

外壁が汚れているだけの状態

外壁が汚れているだけの状態

外壁がコケやカビで汚れているだけなら、高圧洗浄機で洗い流してみてください。もしかしたら、綺麗になるかもしれません。

コケやカビの小さな汚れを指摘して、外壁塗装を押し売りする悪質業者もいます。特に訪問販売には注意。

外壁塗装の費用は安くありません。もしかすると、この程度なら外壁塗装は必要ないかもしれません。

「外壁塗装は今すぐ必要か?」
「また来年以降にでも検討すればいいのでは?」

決断を急がずに一度冷静になって、とりあえず高圧洗浄機で洗ってみましょう。

尾崎シゲル

外壁の高圧洗浄だけを行ってくれる業者もいますよ!

外壁塗装を検討すべき5つのタイミング

外壁塗装は定期的に必要な工事ですが、素人目ではいつ行うべきかイマイチ分かりづらいですよね。そこで、外壁塗装を検討すべき5つのタイミングをご紹介します。

  1. 新築から10年目
  2. 前回塗った塗料の耐久年度を参考にする
  3. チョーキングが見られた時
  4. 塗膜の剥がれが見られた時
  5. シーリングが劣化してきた時

1. 新築から10年目

ひとつの目安ですが、大抵の方は新築から10年経ったタイミングで初めて外壁塗装を行なっています。

一般的な外壁に使用されるシリコン塗料の耐久年数が10〜15年ということ、また各社ハウスメーカーが「10年ごとの外壁塗装」を推奨しているからかもしれません。

外壁塗装の劣化具合は周辺環境や季節的な要因もありますが、新築から10年目をひとつの区切りと考えて、外壁塗装の検討をおすすめします。

2. 前回塗った塗料の耐用年数を参考にする

前回の外壁塗装で使用した塗料が分かる場合は、塗料の耐用年数を確認しましょう。

「耐用年数=塗料メーカーが推奨している塗り替え時期」ということになるので、そのタイミングで外壁塗装を検討すると良いでしょう。

3. チョーキングが見られた時

本記事で何度もご説明していますが、壁を触った時に白い粉のようなものが手に付く場合はチョーキングが起きています。

チョーキングが見られるのにそのまま放置してしまうと、塗膜が剥がれて、外壁材のひび割れ(ヘアークラック)の原因なります。

チョーキングは外壁塗装で改善することができます。チョーキングが確認されたら、これ以上ひどくなる前に外壁塗装を行いましょう。

4. 塗膜の剥がれが見られた時

チョーキングと同様に、塗膜の剥がれは外壁材の破損ではありません。一度、全体の塗膜を剥がして、新たに塗り直すことで外壁は綺麗になり、塗膜も蘇ります。

塗膜が復活すれば外壁の劣化を防ぐことができるので、早めの外壁塗装をおすすめします。

5. シーリングが劣化してきた時

シーリングの耐久性は長くて10年、短くて5年です。つまり、外壁塗料よりもシーリングの方が劣化スピードは早いんです。

外壁塗装業者に相談すれば、シーリングの打ち直しだけでも引き受けてくれます。

ただ、どうせ足場を組んで大々的な工事をするなら、ついでに外壁塗装も検討してみると良いかもしれませんね。

外壁塗装は見た目を綺麗にするだけじゃない

ここまで読んでいただきありがとうございます。以上の内容で、外壁塗装の必要性をご理解いただけた思います。

ざっくり本記事の内容をまとめると、

  • 外壁塗装をしないとお家がダメになる
  • 修繕リフォームが必要になればもっとお金が掛かる
  • 塗装には外壁材を保護する役割がある
  • 外壁の汚れ程度で焦る必要はない
  • シーリングの劣化にも注意
  • メンテナンスフリーに近い外壁は存在する
  • 外壁塗装はやっぱり必要

外壁塗装は高額なリフォーム工事ですので、なかなか決断しにくいとは思いますが、先延ばしにすることで手遅れになる場合も。

少しでも迷ったら、まずはお近くの外壁塗装業者に相談してみて下さい。相談だけなら無料で快く引き受けてくれるはずです。

外壁塗装業者はどうやって探せばいい?

自宅の外壁塗装や屋根塗装を安くお願いしたいなら、地元の業者に依頼しましょう。ホームセンターや家電量販店経由と違って、業者に直接依頼するので中間マージンといった余計な手数料がないため、結果的に最安値で依頼できます。

でも、外壁塗装業者ってどうやって探せばいいの?

インターネット検索やGoogleマップのクチコミをチェックするのは、なかなか面倒ですよね。疲れるし、そんな時間もない。

尾崎シゲル

そんな方に朗報!もっと簡単にサクッと外壁塗装業者を見つける方法があります!それが外壁塗装業者の紹介サービス「ガイマニ」です!

外壁塗装業者の紹介サービス「ガイマニ」を使えば、簡単な質問に答えるだけでおすすめの外壁塗装業者を探してくれます。もちろん無料!

ガイマニとは

リフォーム工事のなかでも、外壁塗装は費用が不明確な工事。依頼する業者によっては50万円以上の差が出ることもあります。

ですので、外壁塗装や屋根塗装を行う際は、必ず複数業者から見積もりを取って比較することが大切。そうすれば、外壁塗装で損することは絶対にありません!

外壁塗装をしようかどうかで迷っている方、外壁塗装の業者探しをどうしようか迷っている方は、ぜひ「ガイマニ」を試してみて下さい!

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