外壁をベージュに塗装して後悔した!おしゃれだけど汚れが目立つといった失敗談をご紹介
外壁の色選びは、家の印象を大きく左右する大切なポイントですよね。中でもベージュは、おしゃれで落ち着いた雰囲気を演出できるため、多くの方に選ばれる人気のカラーです。
しかし、実際にベージュに塗装してみると「汚れが目立ちやすい」「イメージと違った」といった後悔や失敗の声も少なくありません。
そこで今回は、外壁をベージュにした方の体験談をもとに、失敗しないための注意点を詳しくご紹介します。
外壁の色選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
外壁塗装でベージュが人気の理由とは?
ベージュの外壁は、落ち着いた優しい色合いから、多くの住宅で選ばれる万能色です。どんなデザインや建築様式にも調和する点が人気の理由。
特に、ナチュラルで上品な印象を与えるベージュの外壁は、周囲の景観に溶け込みやすく、自然と調和した美しい仕上がりになります。
また、外壁色にベージュを選ぶ方の多くが「おしゃれで洗練された雰囲気を出したい」「無難で安心できる色を選びたい」という理由で選んでいます。
ベージュの外壁は、派手すぎず、落ち着いた雰囲気を演出できるため、年代や家族構成を問わず幅広い方から人気の色となっています。
ベージュは無難な色で、失敗しないと思われがちですが、実際は後悔する方も多いとか…
外壁をベージュに塗装して後悔した方の体験談
続いて、外壁をベージュに塗装して後悔した方の体験談をご紹介します。どういったことで後悔しているのか、具体的な事例を参考にしてみてください。
ベージュの外壁は汚れが目立つ
ベージュの外壁はおしゃれで気に入っていましたが、実際に住んでみると汚れが目立ちやすい点が気になり始めました。特に、窓の下や屋根の近くは雨だれや埃がすぐに目立ち、清潔感を損ねてしまいます。最初は気にしていませんでしたが、放置すると家全体が古びた印象になり、定期的な掃除やメンテナンスが欠かせなくなりました。その結果、手間が増えるだけでなく、外壁洗浄やコーティングの追加費用がかかり、想定以上のコストに悩まされることに。選ぶ際にもっと慎重になれば良かったと感じています。
ベージュの外壁は黒ずみ、苔、カビが気になる
我が家は都市部にあり、ベージュの外壁に塗装した当初はとても満足していました。しかし、しばらくすると排気ガスや車の通行による汚れが目立ち始め、特に黒ずみが顕著になりました。一方、実家が自然豊かな地域にあるのですが、同じベージュの外壁を選んだところ、湿気の多い環境の影響で苔やカビが目立つ結果に。どちらの環境でも、汚れを放置すると見栄えが悪くなるため、頻繁な清掃や専門業者への依頼が必要になり、手間もコストもかさんでしまいました。環境に適した色選びの重要性を実感しています。
ベージュの外壁は色あせが目立つ
ベージュの外壁は柔らかく上品な雰囲気が気に入って選びましたが、数年経つと色あせが目立ち始めました。特に南向きの壁面は紫外線を多く浴びるため、選んだ当初の明るく綺麗なベージュから、くすんだ色合いに変わってしまいました。家の見た目が古びて見えるようになり、せっかくの外観デザインが台無しに。塗り直しを検討していますが、また費用がかかると思うと気が重いです。紫外線による影響を考え、耐候性の高い塗料を選んでおけば良かったと後悔しています。
ベージュは想像していた雰囲気と違った
家の外壁をベージュに塗装する前、カタログの小さなサンプルを見たときは「柔らかく上品な印象で理想的だ」と感じました。しかし、実際に塗装してみると、思っていたよりも薄すぎてぼんやりとした印象に。特に広い面積に塗られると、サンプルで感じた温かみが薄れ、家全体が平坦で地味に見えるようになりました。周囲の景観や建物のデザインとも調和せず、少し浮いた印象になってしまい、期待していたイメージとは大きく異なりました。もっと大きなサンプルで確認しておけば良かったと痛感しています。
外壁をベージュに塗装する際の注意点
それでも、外壁をベージュに塗装したい方のために、元塗装職人の知見を活かして注意点を3つご紹介します。
後悔しないためのポイントは「汚れ対策」「周囲との調和」「大きなサンプル」です!
高機能塗料で汚れ対策をしよう
外壁をベージュに塗装する際には、汚れが目立ちやすい点を考慮した塗料選びが重要です。
特に、雨だれや埃による黒ずみを防ぐためには、光触媒塗料や超低汚染塗料といった高機能塗料の使用をおすすめします。光触媒塗料や超低汚染塗料は、汚れを分解したり、雨で汚れが流れ落ちる特性があり、ノーメンテナンスで美しい外観を長期間保つことができます。
また、撥水性や防汚性が高い塗料を選ぶことで、雨水や湿気の影響を最小限に抑えられます。
光触媒塗料や超低汚染塗料は高価なグレードの塗料になるため、初期コストが高くなる場合もありますが、メンテナンスの手間や費用を抑えられるため、長期的な視点で検討することが大切です。
外壁の色は周囲との調和を考えよう
外壁をベージュに塗装する際には、近隣の家や自然環境との調和を意識することが重要です。
ベージュは万能な色ではありますが、その微妙な色合いやトーンによっては、周囲の景観に馴染みにくくなる場合もあります。
例えば、周囲のお宅の外壁が濃い色ばかりといった場合、ベージュは浮いてしまう可能性があります。かといって、全く同じベージュ系にしてしまうと、特徴がない、初めての人に分かりづらい、説明しづらいといったデメリットも。
事前に近隣の家の色や周辺の雰囲気を確認し、何色の外壁が最適かをしっかり検討することが失敗を防ぐポイントです。
外壁塗装前に大きなサンプルで確認しよう
外壁をベージュに塗り替える際は、実際の施工事例や大きな色見本を活用して仕上がりをイメージすることが大切です。
カタログや小さなサンプルで見る色は、面積が広がると印象が大きく変わる場合があります。特にベージュは、光の当たり方や周囲の環境によって明るさやトーンが異なって見えるため注意が必要。
可能な限り、実物に近い大きなサンプルで確認するのがおすすめです。
また、建物のデザインや屋根、窓枠との組み合わせ次第で全体の印象が変わるため、外壁塗装のカラーシミュレーションを行うことで、具体的なイメージを掴みやすくなります。
ベージュ以外でおすすめの外壁色
外壁塗装でベージュを選んだ方の多くが「汚れ」で後悔しています。ですので、外壁の色選びで汚れが目立ちにくい色を選びたい方には、グレー、ブラウン、ネイビーなどがおすすめです。
グレーの外壁
グレーは落ち着いた印象を与え、汚れが目立ちにくい点が特徴です。都市部でも周囲の建物と調和しやすく、シンプルで洗練された外観を作り出します。
外壁がグレーだと排気ガス等の汚れが目立たない上、スタイリッシュでオシャレに見えます!
ブラウンの外壁
ブラウンは自然な温かみを感じさせる色で、土や木材との相性が良く、環境に馴染みやすいです。汚れや傷も目立ちにくいため、メンテナンスが楽になります。
ブラウンの外壁は落ち着いて重厚感がある印象に!汚れや色あせも目立ちにくい特徴があります!
ネイビーの外壁
ネイビーは深みがあり、上品で高級感を演出します。特に汚れが目立ちにくく、紫外線の影響で色あせが少ない点もメリットです。
ネイビーの外壁は紫外線を反射する性質を持っているため紫外線のダメージが少ないのが特徴!
後悔しないためにも外壁塗装のカラーシミュレーションを活用しよう
外壁をベージュにして後悔した方は意外と多く、せっかく高いお金を出して工事したのに残念ですね。
外壁の色選びで後悔しないためには、実際の施工事例や大きな色見本を使ってイメージをしっかり確認することが重要。周囲の環境やメンテナンスのしやすさを考慮した色選びも長期的な満足につながります。
そして何より、外壁塗装業者に相談することで、より慎重に色や塗料のアドバイスが得られます。また、外壁塗装のカラーシミュレーションを試すことで、実際の仕上がりをイメージしやすく、選択肢を絞り込みやすくなります。
外壁塗装で後悔しないためにも、カラーシミュレーションを活用しましょう!